DALIコスト増加と負債増大で純損失拡大

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DALI Everyday Groceryの運営会社であるHARD DISCOUNT Philippines, Inc.(HDPI)は、負債の増大と経費の増加が事業の重荷となり、純損失が2023年の18億8,000万ペソから2024年には5%拡大して19億7,000万ペソとなった。

DALIは、2024年度の監査済み財務諸表において、売上高の増加により、2023年度の223億1,000万ペソから52.1%増加し、339億3,000万ペソに達すると発表した。粗利益も124%増加し、33億3,000万ペソとなった。

売上原価は46.9%増加して305億9,000万ペソとなり、営業費用は60%増加して48億1,000万ペソとなった。

HDPIは、総資産が70%増加して209億7,000万ペソとなったと発表した。しかし、総負債も110.8%増加して202億5,000万ペソとなった。

流動負債は59億6000万ペソに達し、流動資産の58億2000万ペソを上回った。

同社の赤字が60%拡大して52億4000万ペソとなったことを受け、総資本は73%減少して7億2876万ペソとなった。

HDPIの独立監査人であるSyCip Gorres Velayo & Co.(SGV)は、52億4000万ペソの赤字と流動負債の増加により、同社の存続可能性に疑問が生じる可能性があると指摘した。

「これらの状況は、会社の継続企業としての存続能力に重大な疑義を生じさせる重大な不確実性が存在することを示し、そのため、会社は通常の事業の過程で資産を換金し、負債を返済することができない可能性がある」とSGVは監査済み財務諸表に添付された独立監査報告書の中で述べた。

しかし、HDPIは、コスト効率化策の実施により、今後5年間で利益率が改善すると予想していると述べた。

「経営陣は、純利益率の予測される改善により、当社は事業活動から十分なキャッシュフローを生み出し、期日が来たら債務を履行できると確信している」と同社は述べた。

同社はまた、株主が2024年末時点で事業を支えるために将来の株式引受のための預かり金として75億6000万ペソの追加資本を注入したとも指摘した。

HDPIは、東南アジア市場に特化したシンガポール法人HDPM Sin Pte. Ltd.の子会社です。HDPIの親会社はスイスに拠点を置くDali Discount AGです。—レビン・ミカエル・D・オチャベ